2024년 4월 월례학술회의 개최 안내

日韓国際学術会議

民主化と民主主義：韓国と日本における戦後の思想と経験

主催: 韓国政治思想学会 · 友堂李會榮教育文化財団

後援: UCAIフォーラム

日時: 2024. 4. 26 (金), 9:00 – 17:40

場所: 延世大 Baekyang Nuri 国際会議場 (Ra Jae-Gun Hall, B147)

長い間膠着状態が続いた日韓関係に新しい兆しが見えている。その際、両国の関係改善の当為性は民主主義、人権、そして法治という両国のお共有する普遍的価値から導かれることが多い。しかし民主主義は各国の歴史的脈略によって多様に形成されてきた理想であり運動である。したがって両国の民主主義を歴史的に突き合わせることなしには、民主主義は関係改善における単なる外交的なレトリックに留まるだろう。今回の学術会議が企画された所以である。

多くの信頼できる民主主義のインデックスによると、東アジアを代表する両国の民主主義は全世界の上位10％に属する先進的なものだという。しかしそれにもかかわらず両国の民主主義は内外的にそれぞれ多くの問題を抱えている。いわゆる「民主化以降の民主主義」という韓国民主主義に対する批判的な概念は、下からの民主化運動の成果に比べ相対的に立ち遅れた民主主義の制度化への自覚的な反省の賜物である。その一方で、日本においてはGHQの統治下において強いられた民主主義の制度や改革に対する下から民主化が立ち遅れたという「民主主義以降の民主化」が取りざたされうる。冷戦期、アメリカのヘゲモニーの下で形作られ展開されてきた日韓の民主主義は、このように、共通点と差異をともに内臓しているのだ。

今回の国際会議は韓国思想学会が組織し、日本側の前・現政治思想学会会長および憲法学会長など碩学が一度に集い、韓国と日本における戦後民主主義の共通点と差異を深く掘り下げることを目標としている。この会議を通じて転換点を迎えた日韓関係の過去を回顧し未来を展望するとともに、両国がグローバルなレベルで危機に瀕している民主主義に対し何かしらのメッセージを発信できることを切に願う次第である。

*開会式（9:00 – 10:00）

開会辞 : 金聖昊(韓国政治思想学会／延世大）

歡迎辞 : 李喆雨 (友堂李會榮教育文化財団 理事)

祝辞 : 鳩山由紀夫 (元日本国総理大臣)

基調演說 : 崔相龍 (前駐日大使 / 高麗大)

*第1パネル：「民主」 とは憲法の主権なのか、政治の主体なのか？ (10:10 – 11:50)

社会：金秉坤（高麗大）

発表1：国分功一郎（東京大）「憲法物語：立憲主義と民主主義」

発表2：洪銕基（統一研究院）「我が国民の政治的決断」による自由民主主義成立論の再検討：概念史における解放以降 5・16 軍政期までの＜자유민주주의(自由民主主義)＞の意味変化、1945-1963」

ディスカッション：駒村圭吾（慶應義塾大）、咸在鶴（延世大）

*昼食と休憩（11:50 – 13:50）: 延世大 アレンホール

*第2パネル : 民主主義の勝利は何を忘却したか (13:50 – 15:30)

社会：徐炳勳（崇実大）

発表1：白井聡（京都精華大）「日本の親米保守主義と大アジア関係」